私がちょうど小学生だった頃、学校でアルミ缶・スチール缶のリサイクルのための取り組みが始まりました。
思えば、あれが私が地球環境を意識しだした最初のきっかけでした。
その後、「地球にやさしい」をキャッチフレーズとしたエコマーク運動、再生紙の積極的な活用、また木材を守るためにマイ箸を持ち歩こうなど様々な環境運動がありました。
また、比較的最近では通称「環境ホルモン」が身体や生態系に影響を与えるという報道がなされ、ペットボトルやプラスチック製品が敬遠されるなど、その時々で様々な取り組みや方針策定がありました。
しかし、私達はこれらの運動でどのような効果があったのか、本当に意味のある取り組みだったのかなど、その後の検証を十分していたでしょうか。
例えば、割り箸などは主に間伐材を利用しており、これによる環境負荷はなく、むしろ資源の有効活用だという考えもあります。
環境問題とその対策は何年、何十年という長期で効果を見守って検証していく必要があります。
そして、それが本当に環境に良い行いなのかを常に考えていかなくてはいけないと思います。
例えば、水素自動車は走行時は水を排出するだけでとてもクリーンなのはたしかです。
しかし水素の製造過程では電気など他のエネルギーが必要になりますし、水素は高圧で重い金属容器に充填したものを街中の水素ステーションまで運搬しなければなりません。
その過程で従来のエネルギー源以上に環境に負荷をかけてしまっては本末転倒です。
このブログでも何度も書いた通り、私は全て政治の課題は客観的に検証して、理論的に施策を立案し、常に検証をするサイクルを回す必要があると思っています。
そして、学術機関や企業に対し、絶え間ない支援を東京都も積極的に続けていくことで、ある日世界の環境政策を良い方向に変える、革新的な技術を生み出す可能性が大いにあると思います。
そんな次世代の夢の技術をこの東京都で生み出すこと。
それが沢田ひろかずがこの東京の環境政策をすすめる中で最終的に実現したいことです。